中学時代に体験した仲間外れより学んだ、中学生女子社会の掟。

中学に入学したとき時、一人の友達が出来ました4。仮にAちゃんとします。違う小学校でしたが、中学校1年生で同じクラスになり、何気なく話しているうちに仲良くなりました。明るい子で、すぐ打ち解けられました。
私は自分から誰にでも話しかけられるほどのコミュニケーション能力は持ち合わせていないのですが、しゃべりかけられたら愛想よく対応できる社交性はありました。そして、それで十分だと思っていました。しかし、そんなに甘くなかったのです。中学生女子をなめていました。
最初は、とても仲良くしてくれていたAちゃん。何気なく旅行のお土産を買ってきてくれたり、長電話したり、仲良くやっていました。そして、2年生でクラス替えがあり、とても緊張しましたが幸いAちゃんと一緒のクラスになれました。しかし、そのクラスの女子だったからなのか、中学2年生女子という思春期真っ最中の集団だったからかはわかりませんが、仲間外れにする、されるの繰り返しの用な感じでした。平和主義の私は、絶対にかかわりたくないと思い、Aちゃんと仲良く安全に過ごそうと考えていました。
しかし、よそのグループから仲間外れにされた女の子が(仮にBちゃんとします)、私のまわりにいるようになりました。特に気にしていませんでしたし、いい子だったのでよくしゃべるようになりました。ある日の昼休み、その子に誘われて校内を散歩しました。教室に帰ると、そこにはAちゃんがいました。いつものように声をかけると、少し元気がないようでした。
次の日から、私はAちゃんから無視されるようになりました。私は、状況が全く把握できませんでした。あんなに私にやさしかったAちゃんだったので、何かの間違えと思い、謝ろうと思いました。しかし、何を怒っているのかさっぱりわかりません。とにかく謝ろうと呼び出して「何かわからないけど、ごめん」と伝えました。
そしたらあきれたように、「は?何が?」だけでした。何を怒っているのかも、教えてくれなかったのです。
そんなにデリカシーのないことを私はしたのだろうかと考え、色々悩みました。結果、AちゃんはBちゃんを含めたいろんな人を取り巻きにして、私を無視し始めました。
訳がわからず、もう一回謝ることにしました。そしたら、Aちゃんは「この前、私を置いてBちゃんと昼休みどこかいってたよね?置いて行かれたのよ?私!私の気持ちわかる!?!?」といわれました。がっかりでした。そんなこと!?!?え!?!?ちょっと他の子といただけで、そんな感じになるの!?とすごくびっくりしたのを覚えています。
当初の私はショックで、悲しくて、ほかの人としゃべる気にもなれず、一人で生活するようになっていました。
寂しい反面、今まで愛想だけを振りまいて、のうのうと暮らしていた社会を遠目から見るきっかけになりました。
そこには、私が知らない中学生女子のルールがあったのです。
行動を共にする女子はグループで結束を固めており、グループでの行動は原則。いつも行動を共にする友達が休みの場合、別のグループの子に「一緒にいてもいい?」と許可を取る必要がある。逆に、自分が次の日休むときは行動を共にしている友達を別のグループの子に「この子のこと、明日はお願いね」などど、事前に言っておくなどの配慮が必要。同じグループの子を一人にして、他の子達だけでどこかへ行くのはもってのほか。
この社会で密かに育まれたルールに気づけていなかった自分の無知さと鈍感さに愕然としたと同時に、みんなどこでこんな事勉強したんだろうと関心さえしました。私は、最初は友達なのになぜそんなにも信頼関係がないのか不思議で仕方なかったですし、Aちゃんはすごく理不尽で、とんだいじめっ子だと考えていましたが、後から考えると、その社会のルールを無視して、違反していたのは私の方だったのかもしれません。大変理不尽なルールではありますが、中学生女子として生活していくには必要なスキルだったのでしょう。